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お知らせ

10月26日(水)午後臨時休診 [2022.09.10更新]

誠に勝手ですが10月26日(水)の午後は臨時時休診させていただきます。

10月22日(土)臨時休診 [2022.09.10更新]

誠に勝手ですが10月22日(土)は臨時時休診させていただきます。

院長ブログを更新しました。 [2022.01.31更新]
保湿剤の選び方、使い方
院長ブログを更新しました。 [2022.01.29更新]
皮膚バリア機能
2022年2月から火曜午後休診します [2022.01.17更新]

2022年2月から当分の間

火曜日の午後の診療は休診させていただきます。

予約制について [2020.07.01更新]

診療は予約制(インターネット予約)とさせていただいています。

初診、再診とも予約してお越しくださいますようお願いします。

キャンセルの際はネットで取り消し、直前であれば電話連絡ください。

台風、地震、予測できない災害などの場合は急遽、休診することもあります。その際はホームページでお知らせいたしますので、ご確認ください。予約された方各々にはご連絡できませんのでご了承ください。

車イスで来院の方へ [2017.11.29更新]

車イスで来院される方へのお願い
あらかじめ電話で予約のうえ、来院してください。
時間帯によってはスタッフ不足のことがあり、
待ち時間の短縮とスムーズな診療のためにお願いしています。

院長ブログを更新しました。 [2009.02.25更新]
ビタミンC誘導体のすぐれた美白効果

10月26日(水)午後臨時休診

誠に勝手ですが10月26日(水)の午後は臨時時休診させていただきます。

10月22日(土)臨時休診

誠に勝手ですが10月22日(土)は臨時時休診させていただきます。

保湿剤の選び方、使い方

保湿剤は皮膚バリア機能を維持し回復するのに大切な役目を果たします。

種類は大きく分けて2種類あります。1、エモリエント 水分の蒸発を防ぐもので、皮脂膜に相当する役目です。医療医薬品では白色ワセリンが代表選手です。2、モイスチャライザー 水分を保持する保湿成分を補うものです。吸水性、保湿性により水分蒸散量を低下させます。医療医薬品ではヘパリン類似物資含有外用剤、尿素クリーム、医薬部外品や化粧品ではセラミド、ヒアルロン酸、水溶性コラーゲン、乳酸などを含むものがあります。

保湿のタイミングは入浴後すぐをおすすめします。10分程度以内で。角質が膨潤しており、表面の皮脂が取れているので早めに塗りましょう。1日1回から2回。1回にたくさん塗るよりも2回に分ける方が良いというデータがあります。

塗り方は皮膚のきめに沿って塗ってください。腕や脚は縦方向ではなくてクルクルと塗ってください。

 

皮膚バリア機能

人の臓器は皮膚で外界から守られています。皮膚には3つのバリア機能があります。1、透過性バリア機能・・・建物の壁や屋根のように守ります。2、抗菌バリア機能・・・抗菌ぺプチドや免疫グロブリンで菌から守ります。3、免疫バリア機能・・・自然免疫や獲得免疫反応を担います。

バリア機能に影響を与えるものは1、乾燥環境、高齢者、アトピー性皮膚炎の方などは角質の水分量の低下が皮膚の炎症を起こします。2、機械的刺激 掻いたり傷つくと炎症性サイトカインを誘発しp Hが上がるとブドウ球菌が増えやすくなります。表皮が傷つくと痒みの神経が伸びて痒くなります。3、精神的ストレスで内因性ステロイドが出て、皮膚の脂質の合成が下がります。4、女性ホルモン閉経御は角質の水分量やバリア回復能が下がります。5、ダニやブドウ球菌がバリアを破壊します。

2022年2月から火曜午後休診します

2022年2月から当分の間

火曜日の午後の診療は休診させていただきます。

予約制について

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初診、再診とも予約してお越しくださいますようお願いします。

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台風、地震、予測できない災害などの場合は急遽、休診することもあります。その際はホームページでお知らせいたしますので、ご確認ください。予約された方各々にはご連絡できませんのでご了承ください。

車イスで来院の方へ

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時間帯によってはスタッフ不足のことがあり、
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ビタミンC誘導体のすぐれた美白効果

ビタミンCは、皮膚に吸収されると美白作用・抗酸化作用のほか、ニキビ予防、コラーゲンの産生促進などすぐれた効果があります。 美白剤としては効き目はマイルドですが、顔全体に長期間安全に使用できるという長所があります。 通常ビタミンCは直接皮膚に浸透しにくく、科学的にも不安定です。 市販化粧品のビタミンCは配合量が少ないため効果が弱いのですが、高濃度リン酸型ビタミンC誘導体は皮膚から吸収されやすく、科学的に安定した持続活性型です。 当クリニックでは開院時から9年以上取り扱っていますが、ほとんどかぶれなどのトラブルがなく、美容関係でリピーターが最も多い製品になっています。 長期(2-3か月)使っていると、「今までよりもくすみ感がなくなってきた。吹き出物がへった。化粧のりが良い。」等々すぐれものです。 朝晩洗顔後にすぐ手にとって顔全体にお付けください。 10%VCローション(さっぱりタイプ):甘草フラボノイド(美白)、アミノ酸(保湿)、植物エキス、トコフェノール(VE)配合 いずれも冷暗所保存、50mlで4,000円(消費税込) シミ、小じわ、くすみ、ニキビ予防におすすめします。 また、ハイドロキノン、ルシノール、リノール酸など他の美白剤をお使いの方には、ビタミンCを顔全体につけたあと、美白剤をシミの部分だけ使っていただくとよいと思います。

皮膚科医のすすめるサンスクリーン剤

サンスクリーン剤はいまや単なる日焼けを予防するだけのものではなく、 長時間の紫外線によっておこるシワやシミという光老化を抑える役割があります。 ではどんなサンスクリーン剤がよいのでしょうか。高い効果、安全性、安定性、使いやすさ、耐水性、かぶれにくさなどがポイントになります。 ではそれらをチェックしてみましょう。 ・効果 SPF:UVBに対するサンバーン(日焼け)予防効果を示す値です。SPF値(Sun Protection Factor)は光に当たって皮膚が赤くなるまでの時間が、サンスクリーン剤を塗った時に何も塗らない時の何倍になるかを示す値です。つまり、何も塗らないで20分で赤くなるときに、サンスクリーン剤を塗ると200分で赤くなれば、それはSPF10ということになります。SPFが高いほど防御効果が高くなります。現在は上限が50+とされています。表示されているSPFは室内で測定したものですので、実際は屋外の自然光の下では温度、湿度、製品の安定性など条件が悪くなりますので、表示されているものより少なめと考えるほうがいいでしょう。特に高SPF値製品ほど、実際のSPFとは解離するといわれています。 PA:UVAの防御能を示します。PA値はUVAを照射して2-4時間後に生じる即時型色素沈着を指標としています。弱いものからPA+、PA++、PA+++と3段階あります。UVAが光老化と関係が深いので、PA値も選ぶ上でポイントです。 ・成分 無機系素材(inorganic)と有機系素材(organic)に分類されます。以前は散乱剤と吸収剤と呼ばれていました。無機系素材には酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、アルミニウムなどがあります。酸化チタンは白うきしますが、最近では微粒子にするなど改良されています。有機系素材には、桂皮酸系のParsol MCXやベンゾイルメタン系のParsol 1789が最近ではよく使われています。有機系素材(吸収剤)は一般に化学的に不安定なので、紫外線で防御能が低下します。安定性のために製造各社は製法に改良や工夫をしています。 ・使い方 1.日常の買い物や通勤ではSPF30くらいまでのもの 2.真夏の外出にはSPF40-50程度 3.海やプールではそれ以上のもので耐水性のもをおすすめします。 4.小児や敏感肌には無機系素材のものをお使いください。 表示されたSPFやPAの効果を得るには、クリームでは顔でパール玉2つ分とされています。塗る量を半分にした場合、SPF値は20-50%に低下するという報告もあります。パッケージなどに表示されている量を2-3時間おきに塗りなおすのが理想です。 女性の方に:顔への塗り方ですが、化粧水や乳液のあとに、まず、サンスクリーン剤を塗ります。その後下地、ファンデーション、パウダーと重ねることを推奨します。化粧品にも紫外線防止効果の成分がほとんどのもので含まれていますので、重ねることで単独よりもより皮膚をカバーできます。 ・注意 サンスクリーン剤の吸収剤による接触皮膚炎(かぶれ)や光接触皮膚炎(光にあたってかぶれの反応が出る)がありますので、 外用後、異常があれば皮膚科を受診してください。 ・選び方 同じSPF値、PA値でも皮膚結合性の強い製品でしかも安定した成分のものをお選びください。きちんと効果のあるサンスクリーン剤で秋以降それから数年後のシミを予防してください。 当院取り扱いサンスクリーン剤 いずれもクリニックのみで取り扱い品です。価格は税込み UVイデアXL [ラ ロッシュ ポゼ]  化粧下でも体でも使いやすく優秀・・・・3,570円 アンテリオスXL [ラ ロッシュ ポゼ] アウトドアや日光に過敏な皮膚の方に・・3,780円 ドゥーエ日やけ止め   [資生堂]   年齢、性別を問わずお手軽に・・・・・・2,310円 ドゥーエ日やけ止め(ノンケミカル) [資生堂]  吸収剤を含まない・・・・・・2,310円 ※院内で販売はしていませんが、アクセーヌ、ノブ、ROC、コラージュなどが一般に販売されているものの中では信頼できる製品です。 参考:文光堂 「一冊でわかる光皮膚科」

役に立つ紫外線の話

紫外線が気になる季節を迎えます。 役に立つ紫外線の知識を ちょっと増やしてください。 地表に届く太陽光のなかで紫外線は6%、可視光線は52%、赤外線は42%をしめます。 その紫外線うち、B紫外線(UVB)は0,2%で、A紫外線(UVA)は5-6%。 毎日のさんさんとした太陽の光の中で、全部紫外線でなく、意外と数字的には少なめ。 でも油断なりません。 地表でうける光は、太陽方向からくる直達光、雲やエアゾルなどで散乱される散乱光、地面や建物などからの反射光の和となります。 とくに波長の短いUVB(日焼けの原因)は散乱されやすく、快晴では浴びる紫外線の半分以上は散乱光です。UVBの半分以上は天からではなくて、横から地面からということになります。 つまり、帽子や日傘だけでは、サンバーン(日焼け)の原因のUVBは半分以下しか遮ることはできませんので、サンスクリーン剤を塗ることが大切です。 反射光は、草地やアスファルトでは10%もしくはそれ以下、砂浜では25%、新雪では80%にもなります。 海岸では街中よりもずっと紫外線量が多いわけです。 紫外線量は、7-8月にピークを迎えます。理論的には6月夏至のころですが、梅雨のためピークではありません。 一日のうちでは、正午がピークですが、正午をはさんだ2時間で急激に増加します。この時間帯に1日の総紫外線量の約60%をあびることになります。 天候では快晴時を100%とすると、薄曇り80-90%、曇り60%、雨では30%と減少します。 夏場、紫外線による皮膚の急性および慢性のダメージを防ぐために 1.長時間、日光にあたらない 2.帽子、日傘、衣服、サングラスなどで物理的に防御する 3.サンスクリーン剤を上手に使う などでご注意ください。

口唇ヘルペス(いわゆる熱の華)について

小さな水ぶくれがくちびるやその周辺にできる病気で、ほとんどが単純ヘルペスウイルスI型が原因です。熱をだした後にでやすいので、熱の華や風邪の華と呼ばれていますが 風邪以外にも体の抵抗力低下が誘引になります。 [原因]皮膚や粘膜への接触で人から人へうつります。単純ヘルペスウイルスは感染力が強いので、直接的な接触以外にもウイルスのついたタオルや食器などを介しても感染します。 [経過][ヘルペスウイルスⅠ型の初感染は乳幼児期にはほとんど無症状で軽く済んでしまうのに対し、大人の初感染は熱や全身の倦怠感などを伴い、症状が重くなりがちです。初感染ののちにウイルスが、神経節(三叉神経節や脊髄後根神経節)に潜在感染したあと、紫外線、疲労、風邪などによる発熱、外傷などに誘発されて再発します。数年に一度の人から2ー3ヶ月に一度発症する人まで再発までの期間は人によりさまざまです。 [症状]病気が出る1ー2日前に局所の熱感や痛み、かゆみを生じ、その後小水疱を起こします。水疱の中にはウイルスが多量に存在します。数日してかさぶたになるころにはほとんどウイルスは存在しなくなります。 [治療]抗ウイルス薬の内服または外用、もしくは両方で治療します。水疱の出はじめに内服するとよく効果がでます。抗ウイルス薬は皮膚や粘膜で活発に増殖しているウイルスに効果がありますが潜伏期にあるウイルスには効果がありません。神経節に潜んでいるウイルスを完全に排除できないため、今後の再発を予防することはできません。ただし、再発して症状がでている病気を治療せずおいておくと、皮膚で増えたウイルスが再び神経節に戻って、潜伏感染するウイルス量が増え再発しやすくなるので、早めの治療をお勧めします。 [アトピー性皮膚炎のひとでは]皮膚のバリヤー機能が低下しているので発症すると水疱が多発し、発熱や全身倦怠感がでて重症型になることがあり、カポジー水痘様発疹症と呼ばれています。

ドライスキンと皮脂欠乏性湿疹

冬、特に高齢者に、すねや腰などがかさかさしてかゆくなることがあります。 原因の大部分は(ドライスキン)です。 ひどくなると波状、網目状のひび割れや亀の甲羅状の赤い湿疹(皮脂欠乏性湿疹)ができて どんどんかゆみが強くなります。 かゆくてかくことによって炎症がおき、丸いじゅくじゅくしたあるいはかさぶたのある湿疹になることもあります。 [原因] 寒い季節になると、湿度が低く空気が乾燥します。 それに暖房が加わるとより一層乾燥が強くなります。 そのような環境では、皮膚の表面から水分が奪われて乾燥し、かさかさになります。 水分を失った皮膚は、少しの刺激でも神経を刺激してかゆくなります。 ドライスキンでは皮膚表面近くまで知覚神経線維がのびて外からの刺激に敏感になっており、ちょっとした刺激にもかゆみを感じやすくなっています。 また乾燥によって、表皮のバリア機能障害がかゆみ過敏や湿疹の原因になります。 [なぜ高齢者に多いか] 1.皮脂膜の減少:皮膚表面は皮脂腺から出た皮脂と汗が混じりあった 天然の保湿クリームでおおわれ、水分の蒸発を防いでいるが、年齢とともに低下します。 2.天然保湿因子低下:角質細胞内の天然保湿因子NMFと呼ばれる水溶性アミノ酸に 結合した水分が少なくります。 3.角質細胞間脂質:細胞をくっつけているセラミドを主成分とする脂質が少なくなります。 [治療] ドライスキンには入浴後、保湿剤を皮膚が乾ききらない前に塗ってください。 湿疹ができたら、保湿剤だけではなくて、外用剤(ステロイド外用など)や内服薬のかゆみ止めを用います。早めの治療が早期回復に役立ちます。 [予防] 1.風呂の注意:熱い湯と長湯をさけてください。石鹸やボディソープを使いすぎないでください。 またナイロンタオルなど硬い素材のものでごしごし洗わないようにしてください。 保湿成分の入った入浴剤を使ってもよいでしょう。 2.肌着や衣服:皮膚を刺激しない綿のものまたは綿混紡のものがおすすめです。 3.室内の乾燥に注意:タオルを干したり加湿器なども役に立ちます。 [注意点] 若い方でも、体を洗いすぎたり、洗浄力の強いボディソープを使ったりして同じような症状が出ることがあります。 ドライスキンによるかゆみと考えていても、なかには基礎疾患(糖尿病、腎疾患など)や飲んでいる薬の副作用の場合もあるので注意してください。

創傷の閉鎖療法(湿潤療法)

いままで"傷は乾かしたほうが早く治る"という考え方が一般的でしたが、 最近になって”乾かすと治りにくい”、"湿った状態のほうが早く治る" という考え(moist wound healing)に変わってきました。 湿った状態(湿潤環境)では線維芽細胞やコラーゲンが盛んに増えて、その表面を表皮細胞が覆い、速やかに上皮化つまり皮膚が再生します。ところが、乾燥環境では傷の表面がからからになって、カサブタができ、そのカサブタが表皮細胞が増えることを妨げるため、上皮化が遅れます。 皮膚が損傷をうけると、治そうという反応のため、創面からにじみ出る液にはさまざまな細胞成長因子やサイトカイン(血小板増殖因子、上皮細胞増殖因子、トランスフォーミング増殖因子など)が含まれており、創傷の治癒に大切な役割を果たしています。湿潤環境というのは、細胞を育てたり、新しい線維をつくるための重要な因子を含んだ培養液のようなものと考えられています。 乾燥環境ではこれらの因子がなく、細胞の増生がおくれるため、治癒が長引きます。 最近になって医療機関では湿潤環境を保つためのいろいろなドレッシング剤(創傷被覆剤)を用いて褥そう(とこずれ)の閉鎖療法が行なわれるようになりました。また、やけどや外傷にも閉鎖療法が用いられるようになりつつありますが、ドレッシング剤の使用には保険診療ではまだまだ制限があります。 家庭では、閉鎖療法を浅い傷の自己ケアとして、軟膏をたっぷりつけて創面を乾かさないとか、市販のハイドロコロイドの傷テープを使うなどの応用ができます。但し、創面に砂や汚れがないことと細菌感染がないことが重要な条件になりますのでご注意ください。

アトピー性皮膚炎のかゆみ過敏について

アトピー性皮膚炎では通常ではかゆみを起こさないような 出来事(刺激)でもかゆみを感じてしまう”かゆみ過敏症”にあります。たとえば、自分の髪の毛、服のタグ、ニット製品が触れるなどでも強いかゆみを感じます。機械的刺激だけではなく、熱刺激でもかゆみを感じます。かくということは、通常は痛みを感じてかゆみを抑制しますが、かゆみ過敏状態では逆にかゆみを増幅させます。アトピー性皮膚炎の方が一旦かきだすとやめられなくなる原因のひとつです。 ではどのようにすればかゆみがが治まるのでしょうか。まずかゆみの原因となる皮膚の炎症をよくすることがもっとも有効で、外用療法などによる治療や乾燥肌の保湿剤などによる改善が大切です。皮膚炎や乾燥肌を放置せず治療することはかゆみの軽減にもつながります。そのうえにかゆみをおこしにくい生活面の工夫が必要になります。皮膚を刺激するような衣服を身に着けない、ごしごしときつく体を洗わない、入浴時の湯の温度を高くしすぎない、汗はこまめに洗うないしはふき取るなど。 たたいたりしてかゆみを抑制するとすれば、かゆみの場所では逆効果になるので、近辺の健常部にするほうが有効です。また冷やすことでもかゆみを抑制することが可能です。 参考:てこずる外来皮膚疾患100の対処法 p38 生駒晃彦

男性型脱毛症(AGA)治療薬・プロペシア

雑誌などメディアを通じて話題になっているいわゆる若禿げの内服薬です。 [男性型脱毛(AGA:Angrogenetic Alopecia)とは] 1.思春期以降の男性で 2.特定の遺伝的背景を持つ人に 3.前頭部から頭頂部という特徴的な脱毛パターンをとり 4.毛髪の軟毛化を伴う進行性の脱毛 と定義されています。 [作用機序] 男性ホルモンのひとつであるテストステロンの活性化酵素を阻害します。テストステロンは標的細胞内で5α-リダクターゼという酵素によって生物活性の高いジヒドロテストステロンになり、それがレセプターに結合して、その後、核の中で遺伝子が活性化され生物学的作用を示します。ジヒドロテストステロンが男性型脱毛症の原因物質です。5α-リダクターゼにはI型とII型がありますが、プロペシアはII型の特異的阻害作用を持っており、ジヒドロテストステロン産生を抑制します。II型5α-リダクターゼは禿げてくる前頭部とひげの毛母細胞、前立腺などにしかないためこれらの細胞に特異的に作用し、I型の存在する肝、副腎、腎、皮脂腺、後頭部皮膚などにフィナステリドが作用することはありません。 [効果と副作用] 効果としては、抜け毛の進行を抑える効果や毛髪状態を改善する効果が期待できます。日本国内での1年間の臨床試験では半数以上の人に改善が認められています。重篤な副作用はみられていないようですが、肝機能障害にある人では安全性は確立されていないこと、少数例で性機能に関する症状、胃部不快感などの報告があります。 [注意点] 前立腺がん検査で測定されるPSA値(血清前立腺特異抗原)に影響を与えるということや、妊婦が誤って内服しないことなどです。 [診療費ならびに薬剤費] 現在は保険適応外になっていますので、診療費ならびに薬剤費とも全額自己負担です。 当院の費用は以下のとおりです。 ・初診:3.000円 ・再診:1.000円 ・薬代:4週間分で7.500円

くちびるの荒れ(口唇炎)

くちびる(口唇)がかさかさする、かゆい、ぴりぴりする、皮がめくれるなどは冬場に特によくみられるトラブルです。口唇は皮膚と違って、角層が薄く皮脂膜がないので表面から水分が失われやすく、荒れやすい部分です。口唇は他の人からの印象を左右する部分で、また食事や会話などにも支障が出たり、女性ではメイクに制限がでることもあります。 軽い乾燥程度の軽症から、大きく皮がめくれ乾燥が強くなり、ひどくなれば口唇が腫れて口唇と皮膚との境界部(リップライン)に小さなぶつぶつが出てきます。口唇の周りの皮膚まで赤く腫れてくることもあります。 原因としては1.外的環境(気温、湿度、紫外線) 2.化学的刺激(口紅、リップクリーム、歯磨き剤、果物など、歯科材料や矯正装置、外用剤) 3.物理的刺激(喫煙、食事) 4.体調不良(感冒、胃腸疾患)などが考えられます。原因が2.のように接触性(いわゆるかぶれ)であれば避けることが第一です。実際、口紅やリップクリームなどによるかぶれによる口唇炎がみられます。 治療 軽い乾燥程度であればリップクリームで乾燥を防ぐことは有用ですが、かゆみや強い症状を伴う時は、湿疹としての治療が必要となります。弱いステロイドホルモン剤を外用し、保湿剤を併用していただき、場合によっては抗アレルギー剤を内服も有用です。小児では乾燥が強いため、無意識に繰り返しなめていることがあります。軟膏を塗りながらうまく、なめ癖に注意を喚起することで改善することが多いようです。 注意  自分では湿疹と思っていても、口唇ヘルペス、カンジダ症、他の全身疾患に伴う口唇の疾患の場合もありますので、治りにくい口唇の異常は皮膚科受診をおすすめします。 (参考文献:デルマNo.108,2005,12 口唇診療マニュアル)

マンゴー皮膚炎 ―マンゴーによる接触皮膚炎―

マンゴープリン、マンゴーヨーグルト、マンゴージュース、もちろんマンゴーそのままスライス、今ブームです。ベータカロテンとビタミンC、食物繊維が豊富で香り高く甘みと酸味がバランスよく・・人気の秘密がわかるような気がします。しかし、あざやかなマンゴーの黄色い実にかぶりついた後、1~2日たって顔面特に口のまわり、手などに赤く痒くてたまらない小水疱や丘疹、腫れができることがあります。マンゴーによる接触皮膚炎です。マンゴーの皮をむいた人は特に手に強く反応が出ます。マンゴーはうるし科の植物でかぶれの原因である物質は主にマンゴーの果皮、葉、樹液の部分に含まれていますが果肉にも少量存在します。かぶりつかないで、ナイフで切ってフォークで食べると問題ない人もいるのはこのためだと考えられますが、まったく安全とは言えないので注意は必要です。カシューナッツ、ピスタチオ、ウルシ、ハゼ、ドクヅタなどのウルシ科の植物にはマンゴーと同様のかぶれる成分が含まれていますのでマンゴー皮膚炎の方はかぶれる可能性が高いです。またウルシ科ではありませんが、ギンナンの果皮、イチョウの葉などと交差反応性があるのでマンゴー皮膚炎の方は注意が必要です。 【診断】 病歴から推察できますが、マンゴーにかぶれることが念頭にない方もおられるので、詳しい生活の見直しが必要なことがあります。 【治療】 急性皮膚炎になりますので、ステロイド外用剤と必要に応じて抗アレルギー剤の内服を行なえば、数日で回復します。予防は原因となるマンゴーの摂食また調理を避けることです。

爪白癬の治療 ―いわゆる爪水虫―

爪白癬は爪に白癬菌(皮膚糸状菌)というカビの一種が寄生して起こる病気です。白癬菌は皮膚や爪を作っているケラチン組織に寄生します。白癬菌が寄生して病変を起こした部位によって頭部白癬(しらくも)、体部白癬(ぜにたむし)、股部白癬(いんきんたむし)、足白癬(みずむし)、爪白癬などの病名がつきます。 【症状】 爪がにごって分厚くなったり変色、変形したりします。痛みや痒みなどの自覚症状はありません。診断は爪の一部を削って顕微鏡で真菌を証明します。また菌を培養して調べる方法もあります。 【問題点】 1.足の爪が変形が高度になれば、靴にあたって痛み、歩行に支障がでる 2.爪に白癬菌が住みついているため自分の体のほかの部分に感染する 3.他人へうつす感染源になりうる 【治療】 白癬症治療薬には外用抗真菌剤と経口抗真菌剤があります。 経口抗真菌剤 爪の表面はケラチンが密なため白癬菌は表面より少し下層を侵します。そのため表面から外用剤を塗ってもなかなか効果が出ないため、最近では経口抗真菌剤治療が行なわれます。古くから用いられたグリセオフルビンは抗菌力が低いため最近ではあまり用いられなくなっています。現在、次の2剤が一般的にはよく投与されています。イトラコナゾール(イトリゾール®)はパルス療法という投与法で、1週間内服後3週間休薬するという方法を3クール行ないます。テルビナフィン(ラミシール®)は連続で内服する薬です。いずれを選択するかは、併用している他の薬剤や基礎疾患によって決まる場合もありますが、ライフスタイルによる飲みやすさや薬価などから、患者さんの希望になるべくそいたいと考えています。いずれも高い有効性が証明されていますが、どちらかの薬剤で完治しなかった場合にもう一方に変更することもあります。またいずれの薬剤でも、万が一副作用出た場合に早期に発見するために、投与前と投与中の血液検査を行ないます(血算、肝腎機能など)。白癬菌に冒された爪が生えかわるまでの期間は、手の爪で約3~4ヶ月、足の爪で約6ヶ月かかります。 外用抗真菌剤 肝障害や腎障害など血液検査で異常がある場合は外用剤治療となります。この場合、内服ほど効果がでないことまた長期にわたる外用が必要になります。また十分に治癒しないことも多く、現状より悪くならないことが目標になる場合もあります。単に外用するだけではなく爪を軟らかくする尿素軟膏を重ねて塗ったり、分厚い爪をやすりで削ったりする工夫も外用剤の浸透効果を高めます。

頭じらみの話

頭じらみは人の毛髪(頭、まれに睫毛や眉毛)に寄生して、人から人へうつる昆虫です。最近では保育所、幼稚園、小学校など集団生活の場で発生します。【虫と卵】 成虫は大きさ2-4mmの白色から灰褐色をした虫で動いていることが多いので簡単に見つけられます。虫卵は大きさ0.3~0.5mmの白色から灰褐色の卵円形のものが毛髪にくっついています。特に耳の後ろや後頭部の毛髪に虫卵を発見できることが多いです。 【症状と診断】 頭に点々とついている白いものや虫を発見したらしたら、皮膚科を受診して診断を受けてください。治療法、生活上の注意などの説明があります。診断は毛髪についた虫卵や虫を顕微鏡で確認して確定します。虫が吸血することでかゆみがでたり、湿疹になることもあります。 【治療】 しらみ駆除用のシャンプーを2日置きに4回行ないます。しらみ駆除用のシャンプーにはスミスリンLシャンプータイプ®)を使いますが、保険対象外ですので薬局で購入してください。シャンプーはしらみの成虫や幼虫には殺虫効果がありますが、毛髪にくっついた卵はこのシャンプーでは駆除されませんので目の細かい櫛などですいて除去してください。使用法はシャンプーをして5分待ってから洗い流してください。 【生活上の注意】 ●家族内感染が多いのでご家族一緒に治療してください。 ●保育所、幼稚園、学校に連絡して、他にも頭じらみの人がいれば治療してもらいましょう。同じ集団にまだ患者がいれば、免疫がつくということがないのでまた再感染します。 ●布団は干して紫外線にあて、よくたたいてください。シーツなどの寝具は洗ってください。 ●床は掃除機をかけて落下した卵を掃除してください。 【感染のしかた】 直接接触 頭同士をくっつけるように遊んだり、スキンシップすることで感染します。 物を介しての間接感染 帽子、マフラー、櫛、衣服、寝具などから感染します。 しらみは蚤と違って跳んだりしませんので、虫が遠くまで移動することはありません。 【注意】 頭じらみは伝染性のものですので、集団生活をする小児は誰でもかかる可能性があります。早期に発見して周囲の人たちと同時に治療することが一番の治療ですので、恥ずかしがらずに皮膚科を受診し、学校などにも連絡してください。また、散発的な流行は1年中、あちこちで見られますので、保護者の方は太陽光の下や明るいところでお子さんの頭髪を時々見てあげると早期発見にもつながります。

しみの話I -ハイドロキノンによる治療―

しみの外用治療としてハイドロキノンは最強の美白剤です。ハイドロキノンはメラニン色素産生酵素のチロジナーゼ活性をおさえる働きがあり、外用美白剤の中では最も効き目が期待できます。 しみとは後天的に限局的にメラニン色素が増加した状態とされており、ハイドロキノンは次のようなしみに効果があります。 1.日光黒子(老人性色素斑) 加齢と紫外線によってできるしみで、大きな円形のものから小さな不整形のものまであり、色は薄茶色から黒色、数は一カ所から多数までさまざまあります。 2.肝斑 30歳代以降の女性の両頬や額にできるべたーとした茶色いしみで女性ホルモンの影響が大きいといわれています。 3.炎症性色素沈着 こじれたにきびの痕や、やけど、掻き傷、日焼けなどにできます。 4.雀卵斑(そばかす) 小児期や思春期から主に色白の人に細かい薄茶色のしみが多数できるもので、遺伝的な要因が大きいと考えられています。 【使用法】 1日1回、夜の洗顔後、化粧水のあとにしみの部分だけに外用します。効き目がでれば2ヶ月目位からしみの色が薄くなってきます。慣れてこられ、1日2回ご使用の場合、朝は紫外線防御効果の高いサンスクリーン剤を重ねてお使いください。 【使用上の注意】 1.しみ治療中は、紫外線ケアを必ずしてください。サンスクリーン剤の使用をおすすめします。 2.人によって赤みが出たり、ぴりぴりと刺激感を感じることがあります。この場合はすぐに使用を中止して診察を受けてください。当院では最初はお試し用のサンプルを無料でお渡しして、1~2週間使用して異常がなければ購入していただくようにしています。 3.外用部位や期間などは、しみや人によって多少個人差がありますので、診察を受けていただくようお願いします。

ヘアダイ皮膚炎とヘナ

 ヘアダイ(白髪染め、ヘアカラーを含む)の後、頭皮や顔、耳が赤くなったり、水疱や丘疹(ブツブツ)が出ることがあります。症状の強い人では浸出液(皮膚からにじみ出る液)が出て痒くてたまらなくなります。これは、酸化染毛剤によるアレルギー性接触皮膚炎で、主な原因は酸化染毛剤に含まれるPPDA(パラフェニレンジアミン)で、一度アレルギーになると次の毛染めのときにも同様の皮膚炎がさらに強くでます。診断としては臨床的に容易ですが、染毛剤によるパッチテストが参考になります。初めてヘアダイをする時、また前回かゆみや赤みが出たときなどは事前にパッチテストをしてからのヘアダイがおすすめです。 治療は急性の強い皮膚炎が多いので、副腎皮質ステロイド剤の外用に併せて、抗アレルギー剤の内服治療が一般的ですが、重症例では副腎皮質ステロイド剤を内服する場合もあります。 予防として酸化染毛剤を使わないことですが、白髪が気になる方には当院では植物性染料配合による非酸化染毛剤をご紹介しています(アクセーヌナチュリヘアカラーN)。 “ヘナ”という天然の染料を美容院などで薦められることがありますが、染毛剤アレルギーの方にはお薦めできません。ヘナは天然の染料ですが、実際には天然のヘナに合成染料(多くは前述のPPDA)を加えて黒色や茶色に染まるようにしたものが市販されています。天然のヘナだけでは白髪に染めた場合黒や茶色にはならず、オレンジもしくは淡いレッドにしか染まりません、つまり自然の色素成分では黒や茶色の色を出すのは難しいのです。また成分については明らかにされていない場合もあるので注意する必要があります。

水いぼ(伝染性軟属腫)について

ウイルス性の皮膚感染症で、主に幼少児が罹患し、水のような光沢がある円形やドーム状のいぼができます。通常、数週間から数年で自然に治る病気です。 【感染経路】 1.直接接触 2.タオルや物を介して間接的 3.掻くことなどによる自家接種 問題になるのはアトピー性皮膚炎など皮膚の免役能やバリア機能の弱い人では数が増えて、湿疹化し二次感染などを起こすこと、また社会生活上とくに集団生活で感染することです。 【当院の治療法】 1.数が少ない場合(10個位まで) ピンセットで処置します。痛みが多少ありますので2-3回に分けて摘除します。 2.湿疹化したり感染を起こして炎症がある場合 まず炎症の治療をします。 3.数が多すぎる場合 漢方薬(ヨクイニン)を2ヶ月ほど飲んで効果があれば続けます。除去を希望されれば何度かに分けて処置します。 特にピンセットでの除去(圧出といいます)は痛みを伴いますので、子供の納得と協力が必要になります。病院嫌いにならないためにも無理強いしないほうがよく、いつかは自然に治る病気ですので、何が何でも治すとかたくなに考えないほうがよいと思います。痛みを伴う治療をどうしても嫌がる子供の場合は、他の子供にうつす可能性にある水泳をひと夏または数ヶ月やめて様子をみるのも一策です。なお、局所麻酔剤のテープは、麻酔アレルギーのリスクがあること、効き目が十分でないことから当院では行っておりません。

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